Raindrop Skull
N. Engl. J. Med. 2019; 378; 1930
46歳男性。
1ヶ月間続く全身倦怠感・呼吸困難・腰痛・30kg/10monthの体重減少で来院した。
身体所見上眼球結膜と手掌の蒼白を認め、血液検査ではHb 4.9g/dL, Cr 5.4mg/dL, Ca 12mg/dLだった。
骨の評価では骨粗鬆症・恥骨骨折・頭蓋骨にraindropのような - いわゆるpouched out lesionとよばれる多数のX線透化像を認めた。(ここの訳語はあちらのほうがすごいなあとおもうばかりです。)
骨髄穿刺・生検で形質細胞が50%みとめられ、血清の免疫電気泳動でIgAのmonoclonalな増生を認め、多発性骨髄腫と診断した。
輸血とhydrationをおこない寛解導入をおこなったが改善せず、3ヶ月後に死亡した。
まあ貧血・腎不全・高カルシウム血症ってきたらMMを疑うよね