2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧
N Engl J Med 2015;373:468-75. 28歳女性。妊娠28週。 急性発症の発熱・頭痛・筋肉痛で来院した。 産婦人科にいったが胎児は問題なく、その後も上記症状に加えて背部痛や耳痛を認め、一般内科への受診を勧められた。 一般内科の採血で血小板12.5万、赤血球に…
Euro Surveill. 2019;24(18):pii=1800170. Borrerlia miyamotoiのclinical presentationを知りたくて調べました。 このtableは勉強になりますね。 B.miyamotoiのcase review 基本的には、 ・悪寒を伴う発熱・全身倦怠感・頭痛・筋肉痛みたいなインフルエンザ…
こっちのほうが全体的にまとまっているかも。。 JAMA. 2016;315(16):1767-1777. ライム病 ・基本的に1-2週間で、移動性紅斑が出現する。 ・数週間から数ヶ月後に心臓・神経症状が出現する。神経症状は、顔面神経麻痺・髄膜炎(リンパ球性髄膜炎)・神経根炎で…
N Engl J Med 2018;378:2023-9. 45歳男性。 3週間前からの発熱・全身倦怠感・筋肉痛が出現した。 発熱は徐々に改善し、5日前から頭皮に紅色丘疹が出現し3日くらいで改善した。 3日前に発熱・全身倦怠感が再度出現し、その2日後来院した。 血小板4.5万で、翌…
N Engl J Med 2012;366:2397-407. バベシア症のreviewですね。 バベシア症の病原菌は、Babesia app. によって起こされる。 このreviewを読んでなんとなくまとめてみると ・悪寒戦慄を伴う発熱、全身倦怠感、筋肉痛を呈する。 ・脾腫や肝腫大・黄疸もでるかも…
N Engl J Med 2006;354:2794-801. ライム病とかひさびっさに勉強。 ライム病の病原菌も怪しかったスネ。Borrelia burgdoferi です。 基本的に若虫に噛まれることで発症するため、春後半-夏・とくに夏に症状を呈する。 潜伏期間は1-2週間で、移動性紅斑が出現…
N Engl J Med 2020;382:1258-66. 83歳男性 急激に進行する腎不全と汎血球減少とトランスアミナーゼ・CK上昇を呈して来院した。 汎血球減少は、Hapto下がっていないし、レチクロ上がってない。DICも起こしていて、骨髄とDICか、、TTPとかHUSは違うかなー、一…
今月は3例。 40歳女性。 1ヶ月前に自然寛解と増悪をくりかえす発熱があり(微熱は持続していたと書いてあるけどどっちなのだろう)、受診。 身体所見では、両側膝痛があるというが、あきらかな関節炎の所見は認められなかった。 初診時に採取した血液培養2セッ…
Neurology 2019, e2614-e2617 55歳の肥満女性。 併存症に片頭痛と筋緊張型頭痛がある。 5日前からの頭痛を認め来院した。立位と臥位で頭痛が増悪する。。 身体診察は、髄膜刺激兆候や乳頭浮腫はなかった。 しかし血液検査では白血球上昇と炎症反応高値が認め…
57歳男性。 6週間前から右目が見えにくくなり、数週間後から左目も見えにくくなった。 眼窩部痛・頭痛があり、朝に増悪し、それ以外にも頸部痛・左腕痛・左足・背部痛があった。 ここで眼科にいき(おっそ)、両側うっ血乳頭が認められた。 その他身体診察で左…
73歳男性。 肺サルコイドーシスに対してPSL 40mg内服中。 その他2型糖尿病と高血圧症と脂質異常症がある。 1ヶ月前に他院で右TKAを行い、術後1週間が経過した後にせん妄と発熱が出現した。 MRIで多発脳梗塞が認められた。 TTEでは血栓なく、卵円孔開存などの…
Neurology® 2020;94:1-6. Neurologyってこんなに勉強になるんすね。知らなかったですわ。 22歳男性。 6年前からの両側視力低下を主訴に来院した。 身体所見では視神経萎縮と右のRAPD陽性だった。 よく聞くと頭痛もあった。 自分はここで、視神経炎やん、vogt…
Neurology® 2018;90:1076-1081. 18歳男性。特に既往歴はない。 3週間前からの頭痛と嘔吐があり、全身強直間代性痙攣で来院した。 羞明・音過敏・視力の低下・発熱や体重減少はなかった。 身体所見ではうっ血乳頭と項部硬直を認め、その他運動・感覚障害・脳…
42歳男性。 4年前に副鼻腔炎の既往があり、今回は3ヶ月前からの咳嗽・呼吸困難・発熱で来院した。 彼にはコカイン使用はなかった。 身体診察上、サドル型の鼻の変形がみとめられ、鼻腔内は発赤上で痂皮化していた。 聴診上明らかなwheezeとら音を聴取した。 …
29歳HIV感染の既往があり、腹部膨満感と盗汗を訴えて来院した。 彼は抗HIV薬を時々内服していないときがあった。CD4は18, HIVウイルス量は検出されなかった。 身体診察では著しい腹部膨満と脾腫と腹部全体の圧痛を認め、腹部CTでは巨脾を認め、脾梗塞が多発…