デング熱
N Engl J Med 2012;366:1423-32
デング熱はフラビウイルス科に属するデングウイルスによる蚊媒介性疾患である。
Incubation periodは3-7日程度で
臨床経過は下記の3つのphaseに分かれる。
①febrile phase
38.5°以上の発熱(88%)と頭痛(78%)・関節痛(63%)・後眼窩痛(63%)・皮疹(53%)で、白血球減少や血小板減少や中等度のトランスアミナーゼの上昇をきたし、3-7日程度進む。この時期の皮疹は点状出血であったり、抹消ライン挿入のところの内出血的な皮疹だったりする。
②critical phase
熱が下がるのに、血管外漏出半端ない時期。
大体①が終わって4-7日の間に起こる。
ヘモコンして、低アルブミン血症になり、胸腹水溜まって、、
みたいな、これってどこかでみたことない?
TAFRO・・・・ww
ただ臨床症状が激烈なのかな、こっちの方が
嘔吐・腹痛・肝叩打痛・ヘモコン・血小板減少・胸腹水・粘膜出血・意識変容などなどそういう兆候が出ないか注意深く観察する。
最悪心筋炎とかにもなるらしい。
③recovery phase
血管漏出時期も改善し良くなるphase。この時期になると改善してきて、Knha先生がよく言っている白い島が出てくる。
ちなみに流行地域は以下。
デング・チンクングニア・ジカ、全部似たりよったりやん
臨床経過はこんな感じですね。。
デング熱
N Engl J Med 2012;366:1423-32
デング熱はフラビウイルス科に属するデングウイルスによる蚊媒介性疾患である。
Incubation periodは3-7日程度で
臨床経過は下記の3つのphaseに分かれる。
①febrile phase
38.5°以上の発熱(88%)と頭痛(78%)・関節痛(63%)・後眼窩痛(63%)・皮疹(53%)で、白血球減少や血小板減少や中等度のトランスアミナーゼの上昇をきたし、3-7日程度進む。この時期の皮疹は点状出血であったり、抹消ライン挿入のところの内出血的な皮疹だったりする。
②critical phase
熱が下がるのに、血管外漏出半端ない時期。
大体①が終わって4-7日の間に起こる。
ヘモコンして、低アルブミン血症になり、胸腹水溜まって、、
みたいな、これってどこかでみたことない?
TAFRO・・・・ww
ただ臨床症状が激烈なのかな、こっちの方が
嘔吐・腹痛・肝叩打痛・ヘモコン・血小板減少・胸腹水・粘膜出血・意識変容などなどそういう兆候が出ないか注意深く観察する。
最悪心筋炎とかにもなるらしい。
③recovery phase
血管漏出時期も改善し良くなるphase。この時期になると改善してきて、Knha先生がよく言っている白い島が出てくる。
ちなみに流行地域は以下。
デング・チンクングニア・ジカ、全部似たりよったりやん
臨床経過はこんな感じですね。。
ジカ熱
N Engl J Med 2016; 374:1152-63.
ジカウイルスは、フラビウイルス科フラビウイルス属のジカウイルスが蚊を媒介して起こる感染である。
Incubation periodは2-7日程度で、
臨床症状としては、
Maculopapular rashが90%とほぼ必発で、
意外なことに発熱が60%と、発熱なしというパターンでもジカ熱を想起しないといけない。
他には、関節痛・関節炎が65%、結膜炎が55%、後眼窩痛が40%程度。
なんとなく注目したいのが、
①発熱がないかもしれないこと
②結膜炎と後眼窩痛
ですね。
①は特徴的かなと。
②もこれってチクングニアとかデングではあんまりみない症状(reviewとかには書いていないけど、忽那先生の間近に見るとわかる皮疹には、デング>チクングニアでも起こるようなことが書いてある)のように思える(ごめんなさい後で見るとデングでは後眼窩痛はよく起こりそうなので削除ですね)
ちなみにギランバレー症候群を呈することがあるからね。
ギランバレーを起こす疾患として想起するのがポイントかも
1. HEV
2. ジカウイルス
3. マイコプラズマ
4. EBV
あとは感染経路としては
A. 蚊
B. 輸血
C. 性交渉
D. 母子感染
チクングニア
こちらも対話から学ぶーに出ていた疾患
N Engl J Med 2015;372:1231-9
どこで流行しているのは、下図。
チクングニアの臨床症状は、abrupt onsetで39°以上の発熱が出現し、その後まもなくしてかなりsevereな関節痛や筋肉痛が出現する。
Fever and rashsも出現するけど、皮疹のタイプとしては、maculopapular rashで、基本的には四肢に出現する。が、、顔面や手掌・足底にも出現することがある。
外耳炎も出現することもある。
個人的には下の図が非常にわかりやすい。
関節痛は、数ヶ月続くこともあり、関節痛は、破壊性関節炎的な、関節リウマチ様相を呈することがある。必要に応じて、NSAIDsやMTX(!?)などを使うことがあるらしい。
Incubation periodは3日間程度。
Viremiaが、とくに関節に出現しているimageでいいかな、、
ひどい場合は、心筋炎とか脳炎とかそんな感じ。。
メリオイドーシス
対話から学ぶーで、出てきた疾患。
よく知らないので。
N Engl J Med 2012;367:1035-44
北オーストラリアとか南アジア(タイとか?)で流行ってる。
土とか水に含まれるものをincubationするとなる。
経路は3つで①皮膚、②吸入による肺、③摂取で、雨季に多い。
Incubation periodは1-21日(中央値9日)。
Mimicするのは、悪性腫瘍と結核って書いてある。
確かに肺の画像はめっちゃ結核とか悪性腫瘍にmimicするなって思ってたけど。。
あとよくある臓器は、泌尿生殖器(これも対話から学ぶーだと、腎細胞癌にmimicするなって思ったけど)、感染性関節炎・骨髄炎、皮膚感染症、神経学的所見あるけど、
イメージとしては、infiltrate + Storageなのかな、どっちかって言うと結核とかさるいこいドーシスとかIgG4に近い様相を呈するのかなって思ったり。。