総合内科医のブログ

読んだ論文をゆるくまとめて載せるブログです。二次資料として使用される場合は責任をとりかねます。またご意見・ご指摘あればよろしくおねがいします。

チクングニア

こちらも対話から学ぶーに出ていた疾患

 

N Engl J Med 2015;372:1231-9

 

どこで流行しているのは、下図。

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Fig1. 流行地域

チクングニアの臨床症状は、abrupt onsetで39°以上の発熱が出現し、その後まもなくしてかなりsevereな関節痛や筋肉痛が出現する。

Fever and rashsも出現するけど、皮疹のタイプとしては、maculopapular rashで、基本的には四肢に出現する。が、、顔面や手掌・足底にも出現することがある。

外耳炎も出現することもある。

個人的には下の図が非常にわかりやすい。

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関節痛は、数ヶ月続くこともあり、関節痛は、破壊性関節炎的な、関節リウマチ様相を呈することがある。必要に応じて、NSAIDsやMTX(!?)などを使うことがあるらしい。

Incubation periodは3日間程度。

 

Viremiaが、とくに関節に出現しているimageでいいかな、、

 

ひどい場合は、心筋炎とか脳炎とかそんな感じ。。