総合内科医のブログ

読んだ論文をゆるくまとめて載せるブログです。二次資料として使用される場合は責任をとりかねます。またご意見・ご指摘あればよろしくおねがいします。

It’s Not All in Your Head

N Engl J Med 2011;365:1329­34.

 

実際にALP 1000くらいでT.B上昇ない不明熱症例がいて、大動脈炎症候群かなとおもいつつ肝内胆管がすこーしひらいていた(前はひらいていなかったのに)ので、そういう症例が存在するのかチェック。

 

63歳男性で、4日前からの戦慄を伴う発熱・両側大腿筋肉痛・T.Bとトランス上昇のないALP・γGTPの上昇。。

肝生検で、門脈の外膜・内膜にマクロファージ浸潤あり、、giant cellも認められた。。

結局頭痛はなかったけど、側頭動脈生検して側頭動脈炎と診断された。

 

以外と門脈とか肝動脈に浸潤するpatternはあるみたい。

そして、このような局所所見に乏しい場合でも、側頭動脈生検・肝生検はつかえるみたい。

 

 

ただ門脈に炎症がおきても肝内胆管ひらくかな、、うーん微妙。